2019年02月26日

でーでーて

DDTとは,はるか昔に殺虫剤として用いられたことがあり,卒業証書などを丸めてしまっておくための筒型ホルダーのような容器に薬剤が格納されていました。

筒の真上には小さな穴があけられ,筒全体を下のほうに引っ張り空気をたっぷり吸い込み,それと同時に舞い上がったDDTの粉を返す力で上方に押し上げる。するとこの粉が穴から勢いよく噴き出てくる,そんな原始的な仕組みにて。

N0861.jpg ディーディーティーなどとカッコよく発音するわけもなく,もっぱら<でーでーて>と呼ぶのが当時のならわし。

 まだ私が小さい時分,どうやら家庭の必需品であったようで,大体どこの家にもあったのを覚えています。ただ,実際にそれを使っているシーンについては余り記憶に残っていません。もしかすると,親の目の届かぬ所で,遊び道具として鉄砲がわりに,近所の仲間とその白い粉を出し合ったりしていたような気がしないでもなく。

また,今ではほとんどの家庭で見ることがすっかりなくなった<ノミ>,いつのまにかシャツやハラマキのなかに住みついては血をすっている,そしてこれがかゆくてたまらない。おまけに,つかまえてたたきつぶそうにも,すばしっこくてピョンピョンはねまわる。このノミ君に何度か苦しめられた経験も。

ときおりテレビなどで古い時代を回顧する特集番組なんかで,終戦直後,ノミやシラミなど悪性の病原菌を媒介することもある害虫退治のため,小さなおかっぱ頭の女子などの頭にDDTをぶっかけるという蛮行,あらわざが。

されど,誰一人として嫌がるそぶりもなく,うれしそうにされるがままになってる光景を見てたら,当然違和感を感ずるのと同時に,やはり時代なんだなという,どこかわかったふうな感懐も。

そんなこんなで,思えばなんともワイルドに生きていたものです。なので俺たちゃ,ちょっとやそっとのことではクジけへんのや,などとイバるつもりは毛頭ありません。どれがよいかという比較の問題としてではなく,その時代,その環境にあわせて生きてこれた,ないしは生きていける,これが大事なこと。

2019.2.26 ひふみ
posted by Don and Mama Mind at 21:41| 諸々 | 更新情報をチェックする

2019年02月25日

弥生2019

今年の弥生賞は,雰囲気がどこか6年前(2013年)によく似ているような気がします。この年はエピファネイアとコディーノが単勝2倍台で人気をわけあい,少し離れた3番人気がキズナ,しかも12頭だての小頭数,誰もがこの3頭で決まり,おそらく波乱の目はないだろうと予想。

されど,優勝したのは6番人気の伏兵ディープ産駒のカミノタサハラ,そして2着も10番人気のミヤジタイガが突っ込み,上位人気の3頭そろってこの2頭の後塵を拝するという大波乱が。なので,3連単が46万,馬単も12万の高配当。

私は,カミノタサハラが前々走のホープフルS(当時は中山でオープン競走)で好タイムの3着に入線したのに着目,馬単でタサハラを頭で残り全部に流したところ的中してしまったのです。近くにあるラポールのプールで練習していた娘と家内に,この大勝ちをメールですぐ伝えたのに,反応が全くなかったことが思い出されます。

なお,このレースのあと平場では今ひとつパッとしなかったミヤジタイガは,一昨年から障害レースに活路を見出し,昨年暮れの中山大障害では2番人気に推され5着の大健闘を。この名前が出てくるたびに,反射的にあの時を回想してしまうことに。

今年は11頭の小頭数で,ニシノデイジー,ラストドラフトが1,2番人気をわけあい,3番手にサトノラディウスが続きそうです。だとすると6年前と同じく,1,2番人気がディープ産駒以外で,3番人気がディープ産駒,なので6年前と全く同じ構図が再現されます。

それから,やや人気薄のディープ産駒といえば,カントル,きさらぎ賞で注目したメイショウテンゲンの2頭。万がいち6年前がリピートされるとなれば,5番人気以下なら<カントル>,そうでなければ<テンゲン>を軸にした馬単でいってみましょうか。

2019.2.25 いろは
posted by Don and Mama Mind at 21:36| 競馬観 | 更新情報をチェックする

2019年02月23日

師匠

聡太君の師匠である杉本昌隆七段が昨日八段に昇段したとのニュースがネットにアップされていました。おそらくは銀河戰という衛星放送の棋戦で前撮りとして2局の対局があり,そこで連勝したものと思われます。

昨年12月,聡太君が最年少100勝を達成したときも銀河戦の前撮りでの連勝だったので,奇しくも師弟がまったく同じ機会で成し遂げたのは偶然とはいえ,どこか運の強さを感じてしまいます。

次の師弟そろっての大勝負は,来月5日に行われるC1順位戦のオーラス。
現在1敗者が師弟を含め4人で並んでいます。近藤5段と船江6段が負け,師弟が揃って勝つ,という場合だけ同時昇級できるというきわめて厳しい状況となっています。

のみならず,この1敗者4人が全員負けてしまい,現在2敗者の1人が勝つとまた別の結果にも。順位戦のとりわけ最終戦にはさまざまなドラマが展開されることも多いので,どのような結果が待ち受けているのかは予想できません。

師弟そろって同時昇級する可能性も確率が低いとはいえなきにしもあらず。また,聡太君はここで足踏みしてしまうと,ひふみんの全クラス1期抜けという壮大な記録に追いつくことは不可能となってしまいますが,まだ16歳なんだから,ちょっとくらい寄り道したって大丈夫ですね。

2月23日 あいう
posted by Don and Mama Mind at 09:32| きかい | 更新情報をチェックする

2019年02月22日

オルフェっこ

日曜の中山記念には,エポカドーロとラッキーライラックというオルフェーヴル産駒のG1馬が登場することに。加えて,ディアドラ,ステルヴィオ,スワーヴリチャードという強力なG1馬,そして金杯を勝った部類の中山巧者で昨年の覇者ウインブライト,このあたりで上位が決まりそうです。

N0856.jpgエポカはスプリングSを2着した後に皐月賞を勝ち,続くダービーでも2着を確保したまでは順調でしたが,秋になってからは神戸新聞杯が4着,菊花賞では8着と期待に応えられませんでした。春は不振ながらも毎日王冠からマイルCSを制したカナロア産駒のステルヴィオには大きく水をあけられてしまうことに。

一方のライラックも阪神JFを快勝後,1番人気で迎えた桜花賞,2番人気で迎えたオークスも相手がアーモンドアイではさすがに歯がたたず,ぶっつけで臨んだ秋華賞もいいとこなく9着に沈んでしまいました。

このオルフェの仔たちは,だいたい似たような軌跡をたどりながら,明け4歳を迎えてしまうことに。秋の成績がいま一つだっただけに,人気もおそらくは5〜6番手あたりでしょうか。

ディアドラ,スワーヴ,ブライトという強烈な5歳トリオに,ステルヴィオ,エポカ,ライラックの明け4歳トリオがどれほど太刀打ちできるか,成長具合がどれほどか,今年の古馬戦線を占う上でも興味深い一戦となりそうです。

オルフェの仔2頭が,このままくすぶってしまうようには思えません。オヤジがどうにも御しにくい奴だったように,扱いが難しく持てる力を出し切れなかっただけのことであれば,逆に狙い目のようにも。

なので,高配狙いならHエポカとBライラックの2頭軸で相手4頭(@DFI)の3連単,懐具合で固定かマルチのいずれかを。また,的中優先で見苦しい買い方をいとわないのであれば,トリガミ覚悟で6頭の3連複ボックス20点で。

2019.2.22 いろは
posted by Don and Mama Mind at 21:14| 競馬観 | 更新情報をチェックする

2019年02月20日

練習場所

堀ちえみさんのニュースが連日大きく報じられていますが,一つだけ思い出したことがあります。そして,これがなければ思い出すこともなかったかもしれません。

前の家に住んでいたころ,息子が家内のおなかにいるのがわかったあたりでしょうか。私は当時まだ運転免許を持っていなかったのですが,車の運転が必須な所に住んでいたこともあり,子が一人増えるのを機に運転免許をとっておかねばと一念発起し教習所へ通うことに。N0854.jpg

教習の段階が進み仮免を取る少し前ぐらいでしょうか,実技練習に選んだ場所は,当時の家から車で5〜6分程度の距離にある,整地され擁壁が施された住宅用の分譲地が並んだところ。まだ販売開始前ということもあり,人けもなく運転の練習にはもってこいの場所でした。

ここで家内の指導を受けながら,ハンドル操作や縦列駐車,坂道発進などの練習をしていたのです。その甲斐あってか,免許を無事取ることもでき,そのしばらくあと,産まれたばかりの息子と産後の家内をのせて病院から連れて帰ったのはこの私だったのです。

そして,しばらく時がすぎ,戦隊物のターボレンジャーやファイブマンなどに息子が夢中になってた頃でしょうか,家内が<堀ちえみが近くに住んでるらしいで。なんでもお医者さんと結婚してな,免許とるとき練習した分譲地があったやろ,あそこに家建てて暮らしてるというウワサ,てか,買い物してる姿を見たという人も実際おるからホンマみたいやで>

当時も今も,アイドル系女子にいれこんだ経験がまずなかったので,<堀ちえみか,たしかスチュワーデス物語で人気になったあの子だよな,すぐ近くにいるとは,これまた不思議,奇縁やな>,その程度の関心しかなく,じゃあ家でも見に行ってみようか,そんなミーハー気分になることもなし。

彼女は,そこで3人の男子を元気に育てあげたようです。どの区画に住んでいたのか知るよしもありませんが,家内にしごかれながら実技練習した道を,もしかすると3人の子も元気に歩いたり,そこを通って遊びに出かけたりしたのかもしれませんね。

病状はかなり深刻で予断を許さない状況のようですが,<わたしは負けない>,という決意表明のとおり,我が子と夫,それからファンのためにも,ふたたび無事元気な姿を見せてほしいものです。

2019.2.20 ひふみ
posted by Don and Mama Mind at 21:32| 周辺 | 更新情報をチェックする

2019年02月15日

かいたのだあれ

ずいずいずっころばしごまみそずい,で始まり,いどのまわりでおちゃわんかいたのだーあれ,で終わる童謡がありますが,私はけっこう長いあいだ,おちゃわん<書いた>のだれ,というふうに思いこんでいました。

このこころは,
いつもハラペコな子どもが,おなかいっぱいゴハンをたべたいという願いから,おっかさんが見て気がつくようにと,井戸のすぐちかくで,<ごはんをテンコ盛りした大きなちゃわん>を落書きしたものだろうと勝手に想像してたわけです。

N0855.JPG 正確には<欠いた>,井戸の近くでちゃわんを<割った>,ということ。この童謡がテレビで歌詞つきで流れていたとき,やっと自分のあやまりに気がついたのかもしれませんね。

 将軍に新茶を献上するため<茶壺道中>という行列が町中を通ることがあり,粗相があればたちまち切捨御免の憂き目をみないともかぎらないので,家の戸をぴしゃりと閉め行列が過ぎるまでジッと家の中にいたら,ネズミがチューチュー鳴きだすわ,井戸端から茶碗がわれた音が聞こえてくるわでテンテコマイ,そんな情景をうたったものとか。

 日本語は英語などに比べたら,同音異義のことばがあまりに多すぎます。

この「かく」だって,「書く,欠く,掻く」だし,「やさしい」人,とは気持ちが優しい人だけでなく,扱いが易しい人も。「はじめ」も,初めは物事も最初,始めは物事の開始,「同志」は理想や目的が同じ人,「同士」は同じ仲間や種類,同類ということ。「夫人」は他人の妻,「婦人」は成人女性,等々。

庶民である我らは,意味の使い分けなんか知らなくても生活に支障をきたすわけじゃなし,まちがいに気づいたらああそうかで済みますが,言葉をメシのタネにし発言力や発信力を大いに問われる人たちは,あまりにお粗末なことをしゃべってはすぐ訂正したり,相手の挑発にのり感情むき出しに激高などしてはいけません。笑われてしまいますから。

2019.2.15 ひふみ
posted by Don and Mama Mind at 21:28| 諸々 | 更新情報をチェックする

2019年02月14日

路上のファイター

路上のすみでギターをかかえ自分の作った歌を熱唱する若者ってまだ今でもいるのかな?

飲み会の帰り道などやや遅めの時間帯に,そんな光景を何度か見かけたような気もしますが,ただ,熱心に耳を傾ける人はまずおらず,目をやることもなく通りすぎてしまうので,すこし気の毒になってしまったものです。

N0857.jpg人前で何か話したり,決められたテーマについて講習したり,あるいは教えることがそもそも職業である教師であっても,自分の発した声に誰も何の反応もしてくれず,よそ見やアクビをされたり,あまり歓迎されてないなと思うと,たちまちやる気がなえてしまうものです。

へぇー,およッ,表情だけでもよいから誰か何か反発してくれ,的はずれな質問でもいいからさと願っても,気まずい無反応が続くことほどつらい時間帯はありません。親が子にする説教も同じようなものか。そんな苦い経験をした人は多いはず。もち私も。

路上のシンガーとて同じこと。<イイぞ;がんばれよ>,こんなカタコトの応援の一つでも飛び込んでくれたなら,どれだけ勇気がわいてくることか,ガツンとやる気が出てくるのに。

何か必死に訴えかけているのに,つめたく無視されることって,老若男女にかかわらず一番身に応えます。いかにピントはずれであっても,自分に対して親身に反応してくれた人のことは,それがどれほど些末なことであっても,終生忘れないものですね。

路上のテナー奏者,ジャスティン・ウォード君をたまたま見つけました。人柄もすばらしく,並はずれた技量のジャスティン君とて,道行く人から暖かく迎えられ,聴き手と奏者の一体感あるパフォーマンスを心おきなく披露できるまでには,ずいぶん苦労もあっただろうし,だれも聴いてくれないと何度も涙を流したんだろうな。

◆ Let Her Go 坊やとのかけあいが,なんともほほえましく
 https://www.youtube.com/watch?v=ksu2h7zsAic
◆ Lollipop 泣かせかたがどこかガトー・バルビエリのようにも
 https://www.youtube.com/watch?v=6rFh2avIVyo

2019.2.14 ひふみ
posted by Don and Mama Mind at 21:32| 諸々 | 更新情報をチェックする

2019年02月13日

からくり

足のうらには,さまざまな臓器や感覚器官の働きをよくしたり不調を予測するポイント,すなわち<ツボ>が全体に網羅されており,器官と対応する位置もそれぞれ決められているとか。

温泉宿の大浴場などには,足うらのツボを刺激するデコボコが付いた足形マッサージ機があることも多く,湯上りになんどか試してみましたが,やたら痛いばかりですぐやめてしまうことに。それに,痛いってことは,要するにツボにリンクした内臓や五官が大体やられてるってことかよ,などと思うと,なんだかあまりいい気分にはなれないし。

かって,花粉症に悩まされていたころ,テレビで鼻の通りが悪くなったら,髪の生え際中央から指3本分上を押したら効果があるようなことが紹介されていたので,ためしにそのあたりを指で押したり,ゲンコツにぎってぐりぐりすると,確かにどこかつながっているような気がしないでもなく。ただ,押し続けたりぐりぐりしまくると,手も頭も両方痛くなってしまうことも。

また,目にゴミが入ってしまったら,ゴミの入った目と反対側の口の隅っこを舌でつついたりなめたりすると,うそみたいに目のゴミがポロリと取れる。ただし,これは以前紹介したこともあり,まぎれもないスグレわざ。

かように,体の中はバラバラ独立して偉そうな顔してるわけではなく,お互いどこかと緊密につながっているのは,なんとも不思議な<からくり>,これに着目し,のぞき見ることができない体内における不調の発見,改善や緩和をはかるためのノウハウが思案され長らく伝えられてきたのでしょう。

しかるに,これを悪用するやからも。
いろんなツボを日夜研究しては宴席で,もちろん余興として美女子を手まねきし,<きみ,肩こりがひどいんだって,それならとっておきのツボを教えて進ぜよう>,とかなんとか言いながら,おもむろに肩のあたりをさわったりするオヤジが必ずいたもんです。もちろん今なら完全にアウト。

なお,以前そんなことはごくまれだったのですが,数年前から快Bがしばしば,とどこおってしまうことが。数日以内には,なんとか解消できるのですが,それまでの間やたら気になってしまうことに。

調べてみたら,これにもツボがあり,それは足うらのへこんだ<土踏まず>,その外周あたりをゆっくり指で押すとよいそうです。ただ,お腹が出っぱっていたりすると,足のツメを切るときと同じように,そうしようと思っても,かなりナンギしてしまいますね。

2019.2.13 ひふみ
posted by Don and Mama Mind at 21:17| 諸々 | 更新情報をチェックする

2019年02月12日

やすかろう

Mr.ピーシーとはベースの名手ポール・チェンバース(Paul Chambers)の略称。ミスターシービーはシンザン以来の三冠馬でCBとは千明牧場(ちぎらぼくじょう)の頭文字。ほなら,ピービーは?これはのちほど。

ところで,庶民の強い味方とは,やはり日常の食料品が安い店。ただ,今までの激安店といえば,だいたいが単に安いだけで<やすかろう=わるかろう>を地で行くというのが通り相場。そして,いつの間にか消えてしまうことも。

N0853.jpg 我が家もけっこうお世話になるのが<ラ・ムー精華店>,目玉がいくつかあって,まずは定価が200円を切った,おそろしいほど豪華具だくさんの<ちらし寿司>,これがめちゃくちゃうまい。家内も<これならわたし毎日でもOK>,私も大好きで,されど難点は,早い時間帯に行かないとすぐに売り切れてしまうこと。

 つぎに<D-PRICE>が銘打たれた<白菜キムチ>,ニンニクを本能的に嫌う家内がためしに食べてみたところ,<独自の甘みがあって,うめー>と大絶賛。そして私も恐るおそる賞味したところ,確かにバカうま。プラスチック製のビンに300g入った値段がたったの98円とは!

<D-PRICE>とは,おもに近畿や中国地方で,ラ・ムーなど激安店を展開する大黒天物産のPB(プライベート・ブランド)の名。ただし関東圏や東北以北には店がありません。

関東人って変にプライド高いからえげつなく激安な店はつい敬遠してしまうやろな。少々ヒンがよいオーケー・ショップが関東圏だけなのも,関西人はガサツでケチだからこの品格ってぜんぜん合わないじゃん,とわけのわからん応酬を。

余裕という実感がまるで感じられない生活を毎日しいられてしまうので,値段にかかわらず<わるかろう>は絶対にダメで,<やすかろう=よかろう>がごく自然なトレンドになってしまうのはしかたないこと。

まぁ,たまには<ぜいたく,むだ>してもよいが,ふだんは<けんやく>,これってふだんから(格安)情報のリサーチなんかも必要だし,我が家のようなびんぼ所帯には,なかなか春夏秋冬のごとき雅趣もあり,いとおもしろ白くもあり。
とりあえずは,そうしておこうか。

2019.2.12 ひふみ
posted by Don and Mama Mind at 15:17| 周辺 | 更新情報をチェックする

2019年02月11日

デーヴイ

それを受けた人,あるいはその逆の人を周囲で見聞きすることは皆無に近かったのですが,だいぶ前に,それを受けた人から短い時間ながらも話を聞く機会がありました。

宴席の帰り道が偶然同じだったのですが,電車のなかでいきなり<わたし夫から暴力を受けています>と言われたときはびっくりしてしまい返す言葉がありませんでした。まだ若い彼女の配偶者は,いわゆるシステム・エンジニアとのこと。二人の間に子はいなかったようです。

いつ頃から,どんなふうにというリアルな内容についてはもちろん語ってくれませんでしたが,彼女の話してくれる夫像とは,すぐ手を出しそうな暴君タイプではなく,むしろマジメでおとなしそうな紳士,そのような印象が。

当時も配偶者や子に手を出すことがニュースとなることは時折あったものの,それは確か<家庭内暴力>などと一様に言われており,まだ<DV>といういまわしき人の性(さが)が世間に浸透していない頃のこと。なので,その発生原因や心理的メカニズムをことこまかに知る機会はなかったのです。

私は何と答えたのか,よく覚えていませんが,おそらくは

『 システム・エンジニアは根がマジメだから普段からストレスをかかえることも多く,納期なんかが近づくとそれがピークに。また複雑な人間関係もあったりすると,気分転換して解消できればよいが,それができない人も。たぶん,たまたま奥さんに手を出してしまったところ,妙に気分がスッキリ落ち着いた。これがやみつきになってしまったのでは? 』

まあ,なんとも無責任な感想を言ってしまったような気がします。ただ,彼女はそんないい加減な出まかせを聞いても,むしろにっこりはれやかに。

『 でも先日ようやく調停が整って,近々離婚することになります 』

そうだったのか,彼女が突然DV被害をカミングアウトしてくれたのは,親きょうだいや友人あるいはエキスパートなどの助けにより,もうすでに最善の解決策を見出すことができていたからか。さんざん苦しめられたあとだけに,この勝利宣言をだれでもよいから無性に伝えたくてたまらなかったのでしょうね,おそらく。

こんな風にみずから打開の道を進むことができる人はむしろまれなのかもしれません。暴力という魔物にがんじがらめにされてしまい,身動きすらとれず,身心の苦しみにさいなまされる人は実際いかばかりいるのでしょうか?

2019.2.11 ふみよ
posted by Don and Mama Mind at 15:37| 諸々 | 更新情報をチェックする