2019年05月13日

ハザード

高速などで渋滞の最後尾に近づいたら点滅させて後ろの車に渋滞を知らせ、減速を促すべし。また,車が故障して動かなくなってしまったときとか,なんらかの理由で緊急に駐停車するときにも点滅すべし。他の車に危険を告知すること,これがハザード・ランプの役割なんですよ。N870.JPG

そんな風に教習所の教官に習ったはずだし,また終了テストなどにもその類の問題が出たような気もするので,たいがいのドライバーはよく知っていることです。もちろん私とて同じ。

私はどこを走るときも前の車との車間距離を結構あけるほうなので,別の車線から割り込まれることが多い。私はあまり気にならないのですが,家内はこれがいたって気にくわず,<もっとつめえや,ほれ,また入ってきたやないか>,とイライラしまくり。

ただ,そんなとき,割り込んできた車が数回ハザードランプを点滅させることがあるのですが,長い間この点滅の意味がわからず,別に渋滞が発生してるわけでもないのに,なんで点滅させよるんやろか?と疑問を持ち続けていたのです。

ロードレイジとかあおり運転が社会問題としてクローズアップされつつあった頃でしょうか,ワイドショーのコメンテイターが<せっかく自分の前に入れてあげたのに,ハザードも出さない無礼な奴>などと言うのをたまたま聞いて,その意味がようやく分かったのです。

そうか,感謝ないしは謝罪の意思表示だったのか……まことにお恥ずかしい話ですが。ちなみに家内もこのサンキュー・ハザードの意味を知らず,いまだかって一度もしたことがないとのこと。

無理にでも割り込まなければならなかったとき,後ろの車に<申しわけない>という謝罪の意を伝えようにも,窓ガラスを開け片腕でも出さない限りむりな話。その代わりとしてハザードを数回点滅させたらよろし。

また,信号で右折待ちしている対向車に<曲がっていいよ>とパッシングを出してあげると,曲がる際におじぎしたり手を挙げたり,軽くクラクションを鳴らすなどして感謝の意を示すものですが,なかには知らんぷりする礼儀知らずも。

ロードレイジやあおり運転は自然発生するのではなく,むしろ,好意に無反応だったり無視したり,また無礼なふるまいに詫びもいれない,こんなささいな意思疎通のトラブルがもとで,信じられないとんでもない大事件へと。

前にも何度か申し上げたことですが,あおりはする側だけでなく,される側にもなんらかの原因があります。されどそれを詮索しても意味ないし,車は話すことができないのだから,しまった,助かったと思ったときは,<ごめんなさい;ありがとう>という簡単なメッセージをリアウィンドウにすみやかに表示できるような仕組みがあるとよいですね。

よほどの変人でない限り,ごめんと言われて怒りが増幅したり,ありがとうと言われて気分が悪くなる奴はおらんしな。
人は,ごく当たり前のことができないときに腹が立つのであって,すなおに非を認めるときには大いに寛容になれるものです。

2019.5.13 ひふみ
posted by Don and Mama Mind at 21:07| 周辺 | 更新情報をチェックする