2019年09月14日

夜空の向うに

C−C−C−C−C−C−C−C−C−C−C−C−O (C=炭素,O=酸素) のように炭素が長くつらなる原子構造は,細胞膜のそれによく似ていて,おそらくこれがヒトを含むあらゆる生命体の<命の根源>となったのではないかと推測されているそうです。

N0887.jpg 40数億年前に太陽系が誕生してまもなく,創成時の木星や金星など大きな惑星の大移動が起こり,移動する際,周囲にある無数の小惑星をあちこちに押しやることになり,そのさいの衝突なんかによって,破壊された惑星のカケラ(隕石)が誕生したばかりの地球にもまいおりることに。

 そのカケラに含まれた冒頭の炭素棒(便宜上のなまえ)が,気の遠くなる歳月をへたのちに,生命の原形のようなものとなり,なにかのはずみで原始的な生命体が生まれたのではないかということ。この炭素棒は地球上にあったという確たる痕跡は見あたらず,それゆえ現在のヒトを頂点とする生命体の源は小惑星のカケラであっただろうと。

ことし6月大きなニュースとなった<はやぶさ2号>がすごかったのは,小惑星リュウグウに特殊な弾丸で地表に穴をあけ,周辺に飛びちったカケラ(惑星内物質)を採取するミッションに成功し,それを持ち帰って分析すれば,地球の生命体の誕生を解きあかすうえで重要な手がかりとなるから。

以上,NHKで放映されていた内容のごくごく簡単なダイジェスト。

さすれば,広大な宇宙には,生命体があふれる地球と同じような条件のそろった星が無限にあるはずで,生命体も無数に存在している可能性も。

むろん,その発生した経緯や環境はさまざまなので,ヒトと同じような高度な知力をそなえた生命体が頂点に立っているだけではなく,太古の恐竜のように原始的な巨大生物がその星を支配している最中だったり,へんてこりんな形をしたアメーバみたいな,とらえどころのない生命体が高度な文明・文化を構築していることも考えられます。

地球の生命体は,ヒトに限らず,子孫を後世に伝えなくてはならないという強烈な本能を造物主よりさずけられています。されど,ヒトは知力がおどろくほど高くてかしこいぶん,考えかたや生きざまの違いなどによって,想定だにしなかった,子孫繁栄とは結果的にあいはんする,無用なあつれきや争いごとを繰り返すことも。ただ,こんなロスは造物主の計算内なのでしょうが。

そんな生命体を進化させてやまなかった闘争本能とは無縁で,手にいれることはなんでもできた古代の皇帝がどうしてもかなわなかった<火の鳥のような永遠の命>をそなえ,繁殖の無用な生命体が,誕生して以来おなじ顔ぶれで平和にくらす星もあるはずです。

スマホのゲームなんかで疲れきった目ん玉をしっかり休ませるためにも,かようにいいかげんな想像をめぐらせながら,しばし夜空の星をながめたりすることも必要かもしれませんね。

2019.9.14 ひふみ
posted by Don and Mama Mind at 09:17| 諸々 | 更新情報をチェックする